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2025.03.18

但馬牛と経産牛


 

 

『但馬牛』はみなさんご存じでしょうか?

古くから伝わる但馬の誇るブランド牛。

 

日本は世界に誇る絶品グルメのひとつ「和牛」がありますが

その中でも特に高品質とされる3つの銘柄、神戸牛・松阪牛・近江牛

この日本三大和牛と呼ばれる銘柄牛の素牛(もとうし)として但馬牛(たじまうし)が使用されています。

前沢牛・仙台牛・飛騨牛・佐賀牛などのように、但馬牛の血統を入れることで牛の品種改良が行われていることもあります。

 

但馬牛(たじまうし)、但馬牛(たじまぎゅう)と読み方がありますが

但馬牛(たじまうし)は一般的には生きた牛のことを指し

但馬牛(たじまぎゅう)はその牛を加工したお肉のことを指します。

 

但馬牛(たじまぎゅう)になるには決められた定義があります。

  1. 兵庫県の県有種オス牛の精子用いて歴代に亘り交配したウシ(メス牛の規定なし)
  2. 出生地が兵庫県内
  3. 繁殖から出荷まで「神戸肉流通推進協議会」の登録会員が肥育
  4. 生後28か月以上から60か月以下
  5. 兵庫県内の食肉センターに出荷

これらの定義をクリアした牛が但馬牛(たじまぎゅう)になります。

そしてさらにそれぞれの定義をクリアした牛が各ブランド牛になります。

 

 

 

但馬牛(たじまうし)は小柄で骨が細く、身体の締まりが良いため良好な筋繊維を持つという特徴があります。

また、遺伝的に余分な皮下脂肪や内臓脂肪がつきにくいため、小柄でありながらも一頭からとれるお肉の割合が高いというのも魅力のひとつ。

さらに、遺伝的な特質とその飼育環境から質の良いサシ(霜降り)が入りやすいという特徴があります。

口に入れるとサシが溶け、そのまわりの筋繊維もほぐれるため、まさに「とろけるような味わい」が口いっぱいに広がります。

 

但馬牛(たじまうし)は仔牛のため仔牛を産んだおかあさん牛は但馬牛の血統がありながらも但馬牛(たじまぎゅう)になることはできません。

ですが、同じく愛情を注いで丁寧に育ててきたおかあさん牛も但馬の経産牛として販売されています。

経産牛なので但馬牛(たじまぎゅう)と名乗ることは出来ませんが但馬の血統を持ち仔牛を立派に育ててきた

おかあさん牛はおかあさん牛ならではの魅力がたくさんあります。

 

経産牛て硬いんじゃないの?と思われる方もいるかもしれませんが全然そんなことはありません。

確かに仔牛の但馬牛(たじまぎゅう)と比べると柔らかさは違いますが長く育っている分但馬牛(たじまぎゅう)にはない味の濃さや風味を感じられます。

また、霜降りもほどよく入っておりちょうど良い脂なのでとても食べやすく価格も各ブランド牛よりは手が出しやすいです。

 

但馬牛と但馬の経産牛、どちらも魅力的な素敵なお肉です。

少しでしたが但馬牛と経産牛のことが分かりましたでしょうか?

 

 

次回はまたお肉の部位などについても説明出来たらと思います(^_^)

 

 

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